マンチカンには短足だけでなく足の長い(ふつうの猫くらい)タイプも多く存在し、短足のマンチカンは実は全体の2割程度とも言われています。
短足タイプでは、体長よりやや短い長いしっぽを持ちます。小型のセミコビーで、オスは3~4kg、メスはオスより小さめです。
短足タイプの体高は猫種の中で最も小さく、2014年3月にはカナダで繁殖された体高13.6cmのマンチカンは、世界一小さな体高の猫としてギネスブックに登録されました。
性格
マンチカンは大変陽気で好奇心が強く、遊び好きです。人や同居のほかのペットとも上手に接します。
丸みのある体に短い四肢、骨格はしっかりしていて、首も太く、丸い頭をしています。しかし、ペルシャほどマズルは低くはないですがそれぞれです。
小さい耳は先端が丸く、鼻先にはストップがあります。
毛質はロングヘアとショートヘアがあり、体重2~4kg程度の、小さめなセミコビーです。
ミヌエットの性格
ミヌエットは、ペルシャの甘えん坊とマンチカンの好奇心の強さと活発さを兼ね備えています。
人に対しては大変懐っこく、警戒心が少ないので、来訪者にもすぐに懐きます。
ペルシャはふさふさとした豊かな長毛に全身をおおわれ、足は短めです。金銅色の大きくて丸い目と低い鼻、耳の間が離れているという特徴があります。
短い体長に筋肉もしっかりついている中型コビータイプの代表的な猫です。
潰れた鼻の高さによって、古くからのタイプであるトラディショナルと、より鼻がつぶれているエクストリームの2つのタイプがあります。
標準的な体重は3.0~5.5kgとされています。
ペルシャの性格
ペルシャは穏やかで落ち着いており、「上品」という表現がふさわしいほど、人との距離を上手に取ります。
甘えすぎず、神経質でもなく、しかし我が強いわけではなく、子どもの相手で撫でられるのは良いが一緒に遊ぶのは拒否することがよくあります。
足が短いこともあり、高い所にのぼりたがったり、大きな声で鳴いたるすることもほとんどありません。いるのかいないのかわからないくらいの静かさもまた、品の良さを感じさせる猫です。
ペルシャはゆったりとくつろぐことが好きで、あまり興奮することもありません。
留守番をしていても寂しがることはありませんが、家族のことはきちんと認識しています。
アメリカンショートヘアは中型のセミコビーで、脚が大きくがっちりとした体格です。ややスクエアな顔立ちで、しっぽは長く、短毛ながら厚い被毛に覆われています。
体重はオス4~7kgでメスはやや小さめです。
アメリカンショートヘアの性格
アメリカンショートヘアは基本的には明るく賢い性格ですが、やや慎重で、家族以外の人間には警戒心を出すことも多いようです。
より自立心の強い祖先猫であるブリティッシュショートヘアの影響が強い個体もいますが、この場合は家族からでもベタベタと触られることを嫌がる傾向があります。
ブリティッシュショートヘアは胸が厚く、脚はがっしりしてやや短め、中ぐらいの長さのしっぽを持つ中型からやや大型のセミコビーです。
頭は丸く、頬も目も丸く、鼻は短めです。
体重は4~7kg程度が平均的ですが、完全な成猫に達するまで3年はかかるとされるほど、しっかりした体格を持っています。
ブリティッシュショートヘアの性格
ブリティッシュショートヘアは子猫から若猫の頃までは甘えん坊のようですが、基本的に自立心が強く、抱っこされたり撫でられたりすることを好みません。
猫らしいプライドの高さと威厳があり、賢くもあります。
人の膝に乗ることより、ソファに寝そべっていることの方が好きな猫です。
それだけに留守番などは1頭でも落ち着いてできます。
ロングコートチワワは体高より体長がわずかに長い、立ち耳の超小型犬です。
頭蓋骨は丸い形のアップルヘッドが好ましく、胴体はしっかりしています。
手足は細く、理想体重は1.5~3kgの間とされています。
ロングコートチワワは、床に引きずらない程度の長さのしなやかな長毛で覆われ、腕や頭部、しっぽに飾り毛があります。
ロングコートチワワの性格
ロングコートチワワは好奇心が強く勇敢であるにもかかわらず、内心は怖がりがあるため、攻撃に転じやすい面があります。
家族と他人をはっきりと区別して接する、保守的な性格です。そのため、侵入者やほかの犬に対しては攻撃的な態度を示すなど番犬として優秀です。
トイプードルは体長と体高がほぼ同じのスクエアな構成で、独特のカールを持つ被毛に覆われています。
プードルは日本ではジャパンケネルクラブの犬種標準で4つのサイズに分類されており、トイプードルは体高では24~28cmが標準であると規定されています。
トイプードルの性格
トイプードルは大変聡明で、運動能力があり、好奇心が強く、プードルのバラエティの中では最も賢いとも言われることがあります。
欠点の少ない優等生的な性格で、家族に対して愛情深く、他人や他犬に対しても上手に接します。
フレンチブルドッグは、大きな頭と耳を持っていて、しっぽは短く、四肢と胴体は筋肉質でがっちりとしています。
短毛で全身が覆われています。
体重は8~14kgが理想とされていますが、体高は体重とのバランスで規定されているようです。
手足、胴体ともに短く構成されていることが大切です。
フレンチブルドッグ独特の大きな立ち耳は「バット・イヤー(こうもり耳)」と呼ばれる形ですが、フレンチブルドッグが品種として固定されるまでの間、ブルドッグの特徴的な耳「ローズ・イヤー(耳先が巻いて耳朶が見える)も認められていました。しかしアメリカの繁殖家たちがこれに異議を唱え、フレンチブルドッグの耳はバット・イヤーが標準であるとして、固定されたといういきさつがあります。
フレンチブルドッグの性格
フレンチブルドッグは、いかつい風貌と異なる愛情深い性質があり、家族とともに過ごすことを好みます。
また、とぼけたような外見を裏切らないユニークな行動を見せます。
穏やかで思慮深く、神経質な面は少ないため、無駄吠えが起こりにくい個体が多いようです。
他犬には平和的でフレンドリーですが、家族以外の人にすぐに懐くことは少ないかもしれません。
豆柴は体高より体長がやや長く、小さな立ち耳で巻き尾、短毛でダブルコートであって
柴犬より小さいことが基準となりますが、一説によれば柴犬メスの既定サイズ下限(35cm)と、豆柴オスのサイズ上限(34cm)はほぼ同じ大きさであるようです。
豆柴の性格
豆柴は柴犬ですので、性格は同じです。
自立心が強く、家族に対しても甘えてくることは少なく、クールです。
服従心と忠実さがあり、保守的で防衛心が強いため、警戒吠えがあります。
また、テリトリーをむやみに犯す他人や他犬には厳しい態度を見せることがあります。
豆柴については、心身ともに未熟な個体については、依存心が強くなることがあります。
ボストンテリアはホワイトが入っているスムースコート、がっちりとした筋肉質でありながらスリムな体型です。
尻尾は短く、立ち耳の小型犬です。
顔立ちはブルドッグの系統ですが、性質やプロポーションはテリアの影響が強く出ています。
ドッグショーなどに出展する場合、体重は6.8kg未満、6.8~9kg未満、9~11.35kgの3段階に区分されています。
ボストンテリアの性格
ボストンテリアは優しく快活な性格で活発、知らない人や犬にはそつなく接します。
飼い主の顔色をうかがう繊細さがあり、時に嫉妬深さから、ほかの犬や子どもに対して攻撃的な面を見せることがあります。
ビション・フリーゼは体高よりも体長がやや長く、巻き毛のトップコートを持つダブルコートの小型犬です。
体高は30cm未満、体重は5~6kgが望ましいとされています。
ビションフリーゼの性格
ビション・フリーゼは陽気で活発、人にも犬にもフレンドリーで、荒っぽい面が少ない性格です。
賢く辛抱強い面もあり、子どもの相手もこなします。
人見知りが極めて少ないと言われているため、番犬などは向きません。
ペキニーズはがっちりした前足と細めの後ろ足、ずんぐりした首回りですが、全身を覆う長毛のおかげでボリューム感のある、まるで獅子のような貫録のある堂々とした姿をしています。
犬種標準では、オスは5kg以下、メスは5.4kg以下と定められています。
ペキニーズの性格
ペキニーズは独立心が旺盛で、時に頑固、飼い主に依存することはあまりありません。そのため、愛玩犬なのに人間の膝に抱かれるのを好まない個体も多いようです。この面から、まるで猫のような性格の犬と評されることもあります。
人見知りをするため、家族以外にはなかなか懐かず、誰にでもフレンドリーに振る舞うことはあまりありません。
ペキニーズは勇敢で負けず嫌い、ケンカになっても決して引かない面があります。しかしほかの犬へわざわざケンカを売りに行くようなことはしない、誇り高い一面が見られます。